この不動産オーナーを知ったのは、その不動産オーナーがよく利用するレストランのオーナーと懇意にしていたことがきっかけでした。
この周辺で、誰がお金持ちなのかという話で、紹介はしてくださりませんでしたが、こそっと教えてくれた方です。
その不動産オーナーはその地域にマンションを10棟程持っており、酒屋をされている方で、支店からも、隣駅でしたので外交をしてみることにしました。実は、このオーナーの酒屋をなぜ知っていたかというと、名前が少し特徴的な名前で、またその酒屋が、レストランのオーナーのおっしゃている場所と同じだったから、そこしかないと確信していました。
しかし不動産に関しては、法人化しておらず、帝国データバンクや日商データにも記載がありませんでした。
酒屋での売り上げも3千万程度で、普通であれば対象にはしない先です。
また不動産を持っていると言っても、どこのマンションなのかは知りませんでした。
最初に行ったこととして、まずはその酒屋に飛び込みに行きました。そうすると、息子さんが出てこられて、挨拶だけはしてくれましたが、
オーナーは奥にこもったままでてこられませんでした。酒屋のオーナーなんて簡単に開拓できるだろうと思い、かなり甘く見ていた部分もあります。
週に2度、3度と訪問し、結果的に、会ってはくれますが、とても無愛想、そして正直いつも怒っている雰囲気で、オーナーは取引をしてくれるまでにはなりませんでした。
ただ、話を聞いている限りでは、家賃収入が1億程度あり、融資の返済が収入に対して3割程あることはききだせました。
この時点で、毎年7千万、修繕費や経費、税金を考えても4000万円が手元に残る計算になり、お金は確実にあると確信しました。